立花隆 「臨死体験 死ぬとき心はどうなるのか」
前回の特集や本は20年前くらいだったそうです。
臨死体験（神秘体験）をもたらすものは何か？については、新しい発見はあったものの、大転換になるような新事実や、何かしらの結論というものはありませんでした。ただ、立花さん自身の出した結論（というかまとめ）が興味深かったです。
臨死体験が実体験なのか（死後の世界はあるのか）、瀕死の脳の見せる夢なのか（死後の世界はない）については判断がありませんでしたが（そりゃそうだ。）、「この取材を通して、死が恐ろしくなくなった」という感想な述べられたのです。
20年前の立花さんだったら、その感想をもって取材（真実に迫る試み）を終えることはなかったんじゃないかなぁ。この取材を通して最後に明らかになったのは、立花さんが何を求めていたのか？ということだったのではないかと思いました。
そもそも好奇心って、個人的なものだものね。面白かったです。