寒椿あのね、あのねと文字交はす
季語は寒椿
椿のぽとり、ぽとりと花の落ちる様子と、「あのね」「あのね」が重なってイメージされました
椿はきっと赤いだろう、そして「あのね」という言葉遣い、若い女性かなぁとも思いました
ぽとり、ぽとりと、けれど途切れなく続く「あのね」で始まる会話は、おそらく中身はそんなになくて、ただ会話を続けたいという気持ちがあるように思えて、寒椿ということもあり、二人の間の少しの距離感、その寂しさみたいなものも感じました
会話と言いましたが、文字交はす、ということなので、これはLINEかな
メールよりも手間のないやり取りのように思えます
手軽だけど、返事は来るけれど、どこか寂しい
ぽとりと音をたてて落ちる椿だからこそ、落ちた後のしばらくの静寂が際立つように思います
