id:a-cup-of-snow
雪杯×すのう!のことを語る

「応仁の乱」呉座勇一著 が、面白いという話

面白い!しかも、わかりやすい!
ええと、これまでどうせ忘れてしまうだろうに関心の向くままちまちまと読んで来た「喧嘩両成敗の誕生」「世界の辺境とハードボイルド室町時代」、それに「室町無頼」、それにハイカーさんに教えていただいた女性著者の一揆の発生についての本なんかが、あちこちに輪郭明らかに現れて、手に手をとって読み進められるというか、あと、やっぱりハイカーさんにお勧めいただいた「地侍はどのようにして誕生したか」も、興福寺の荘園の中での発生っていう限定的な解説がすっごくわかりやすくって、感激しています
登場人物が多すぎ、名前が覚えられないし、陣営も分かりづらい(同じ苗字で争うなよ、名前までほぼ同じじゃんかよ、あ、途中で名前変えんなよ、みたいなこともあり)、そもそも何がしたいんだかわからない、などの問題はそのままですが
名前は覚えなくていい、陣営も都度都度ふーん…でいい、そもそも何がしたいんだ問題については「喧嘩両成敗の誕生」と「ソマリア」を思い出すだけで解決します
そこいらへん読んでいないよっていう方には、こいつらは、基本「利益」「名誉」「復讐」のために戦っていて、大義と比べると利己的に見えるけれども、その「利益」「名誉」「復讐」は一族に期するものなので、自分の命はほぼ省みていないと考えると、スッキリします
まだ、半分までしか読んでいないけれど、なるほど話題作だったんだなぁっていう感じです
この人の他の著作も読みたいな