こんな書き方すると自分褒めしてるみたいだけど、そういうわけじゃなく。
姪は私にそっくり。
生んだ妹より私に似てる。
生まれたって連絡が来て病院に行ったら、小さくて細い猿のような赤ん坊がいた。
二ヶ月後、母が笑いをこらえながら電話を寄越す。
「お前にそっくりになっちゃった」
また見に行ってみたら、体重が倍増した丸々とした姪がそこにいた。
おっぱいを飲むことに興味がないようなそぶりを見せていた甥と違って(うちの妹もそうだったらしいが)、私と同じく(母談)とにかくよく飲みよく食べた。
甥は初めは私にはなつかず、ふと部屋に二人になっていることに気づくと、後ずさりしながら壁に行き、目だけはこちらを見ながら壁づたいにドアを目指していた。
甥とは逆に、姪はなぜか最初から私を好きだった。
いつでも私を見ると笑ってくれて、どこへも後追いして別れる時には泣いてくれた。
妹が何かで叱り「もうママは知らない!」と言ったら、「じゃゆきちゃんちの子になる!」とさっさと荷造りを始めた二歳児を見るに至って、あぁこの子は一生宝物だと思ったんだよなぁ。
泊まりに来ても小六まではいつも一緒のベッドで腕枕で、真夏でもべったりくっついて寝てた。
姪を抱き抱えて寝る時は、この世の幸せを抱えている気分で、つるつるですべすべでふわふわで、かわいい姪は私の自慢だった。
最近はあまり遊んでくれなくなって伯母は寂しい。
成長した証拠なんだろうけどね…。
