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ゆきのことを語る

思えば渡しの結婚生活も、自分で自分の宗教を作っていたようなものであった。

世間への体裁、離婚ということへの抵抗と、それを元夫に口に出すことへの恐怖、生活の不安。

しかし、それすらを差し引いてもその宗教のわくから逃げ出したかった。
同じ死ぬのなら、絶望しながらベッドの上より、道端で野垂れ死にがいいと思った。
最後の水より、空き缶に残っているビールを、足りねえよと悪態ついてる方がいいと思った。

おもっゃんだか仕方ないべや゜ら