【シモの話】
病院へきてしばらくおばあちゃんの寝顔を見ていたら、手術の前にと看護士さんがふたり、お尻をきれいにしてくれに来た。
おむつを開いてみたら、ちょうど大きい方が出かったところだった。
「ああ、じゃあ出しちゃいますか」と摘便。
私は体を動かすと痛がるおばあちゃんの手を取っているだけだったのだけど、看護士さんのひとりは、マスクもないままに笑顔でその作業を終えて軽やかに去っていったのだった。
私は家族だから、そのにおいにも我慢ができるのだけど、彼女たちにはただ頭が下がる。

【シモの話】
病院へきてしばらくおばあちゃんの寝顔を見ていたら、手術の前にと看護士さんがふたり、お尻をきれいにしてくれに来た。
おむつを開いてみたら、ちょうど大きい方が出かったところだった。
「ああ、じゃあ出しちゃいますか」と摘便。
私は体を動かすと痛がるおばあちゃんの手を取っているだけだったのだけど、看護士さんのひとりは、マスクもないままに笑顔でその作業を終えて軽やかに去っていったのだった。
私は家族だから、そのにおいにも我慢ができるのだけど、彼女たちにはただ頭が下がる。