開場になるまで駐車場で仮眠中。
車の中で寝るなんていつぶりかな。
何年か前の八月にずっと遠くに行った時、当時はまだ高速の休日千円の頃で、金曜お昼に出た私は、目的地近くのサービスエリアで、日付が変わるのを待って寝ていた。
ハッピーバースデイが間近で聞こえてはっと目が覚めた。
隣のワンボックスの若者のグループが、トランクからケーキを取り出し、歌いながら女の子に渡してた。
彼らも隣で日付が変わるのを待っていたのだった。
あのあと、彼の地には大変なことが起きて、でもまた今年も彼女は誰かに誕生日を祝ってもらっていますようにと願う。
