『失われた山羊を求めて 第一篇 タチカワの方へ』 色彩感あふれる山羊描写、深みと立体感に満ちた山羊造型、連鎖する山羊…深い思索と感覚的表現のみごとさで20世紀最高の山羊と評される本作。第1巻では、語り手の山羊時代が夢幻的な記憶とともに語られる。豊潤な訳文で、プルーストのみずみずしい世界が甦る。