新春暴論2016――「性的少数者」としてのオタク
うちの団体にも「LGBTは差別していけなくてロリコンは差別していいのか!」とか「LGBTがアリならロリコンの人権も守るべきだろ?」とか言ってくる人いるんですよね。
ロリコンも差別してはいけないし、ロリコンの人権も守るべきですよ、としか答えようがない。
レズビアンのロリコン、ゲイのショタコンだっているんです。
ここで言われている「オタク」性嗜好を持ったLGBTだって、一般の割合と同じくらいはいると思われます。
「性的指向と性的嗜好は違う」というのはカテゴライズが違うという意味であって、「だから嗜好では差別していい」なんてことは言っていません。
LGBT運動は、一方的な欲情を行動に移す権利は含まれませんが、互いに好きになる人を自分で決める権利を守る運動です。
児童の性愛に関する自己決定をどの程度まで認めるかという議論はまた別です。
その上で、LGBT運動はLGBTに特化した運動というだけのことです。
オタク差別は別個に解決していかなければならない問題です。
だから、分けて考えましょうというのです。
昔は「LGBTはロリコンオタクと違って変態じゃない」みたいな運動があったと思いますし、今でもそういう論調の人がいるのは確かですが、現在運動の主流ではないと思うのですが、私の観測範囲が狭いですかね?
化けの皮ガス爆発のことを語る
