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雨子のことを語る

胃腸炎。あれはつらい経験だった。胃腸炎治りかけだった子(ひとんちの三歳児)の食べのこしを食べた私がどあほなのだが。病院の別途の上、点滴を打たれながらぼんやりする私に、せんせいは、「それ(点滴)するとね、すぐ、ちょっと良くなった感じになるんだけど、まだ胃は動かないと思うからじっとしててねー」と言った。わたしは、「はい……」と答えるか答えおわらないうちに、「せんせー、いま、もうれつにミカン食べたい気がするんですけど、気のせいですか?」と尋ねた。せんせいは「このおばかさんは……」という表情で、「うん、気のせいだから、じっとしててね!」と言った。「じっとしてる」の意味は多様だなと思った。