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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 116  帝、かぐや姫の昇天を確かめる

月の王が、おじいさんに、
「おまえは、未熟者だ。おまえが、つつましく真面目に生きていたので、わずかな期間だけと思い、姫を下界におろしたのじゃ。おまえは、竹からたくさんの黄金を得て、大金持ちになった。

姫は、月の都で罪をおかしたので、賤しいおまえの所に住むようになったのじゃ。姫の罪の償いの期間が終わったので、姫を迎えにきた。おまえは、泣き悲しんでいるが、今更どうすることもできない。早く姫をだしなさい」といいました。