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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 112  帝、かぐや姫の昇天を確かめる

二人に心配をかけてしまったことが悲しいです。月の都の人たちは、すばらしい人ばかりで、老いることがありません。悩み事もありません。そんないい所へ帰ろうとしているのに、私は少しもうれしくありません。二人が老いていく姿を見守ってあげることができないので、後髪をひかれるような気がします」

「姫、もう何もいうな」
おじいさんは、月の使者をうらみ、腹をたてています。