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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 99  帝のお召しに応じないかぐや姫

「姫、どうした」
おじいさんとおばあさんが、かぐや姫に聞きました。

かぐや姫が、泣きながらいいました。
「前々から、私が泣いている訳を話そうと思いましたが、話すと二人が悩むと思い、今まで話せませんでした。でも、いつまでもだまっているわけにもいきません。おもいきってうちあけます。私は、この世の人ではありません。月の都の人なのです。