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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 97  帝のお召しに応じないかぐや姫

「姫、もう月をみてはいけません。姫の様子をみると、何か悩んでいるようにみえるが」
「私は、月をみないではいられません」
と姫がいいました。

姫は、月が出ると、縁側に座り、ためいきをついています。
月が出ていない時は、物思いにふけっている様子はありません。