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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 88  帝のお召しに応じないかぐや姫

かぐや姫は、顔を袖で隠しています。
「許しはしないぞ」と帝がいうと、かぐや姫が、「私は、この国で生まれたものではありません。だから、私を連れて帰るのは難しいでしょう」といいました。

「そんなはずはない。私は、どんな手を使っても、連れていくつもりだ」
輿を邸につけている間に、かぐや姫はすっと姿を消してしまいました。