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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 83  帝のお召しに応じないかぐや姫

「翁が育てたのに、なぜ思うようにならないのじゃ。かぐや姫を献上すれば、翁に五位の位をあげよう」
おじいさんは、帝の言葉を聞き、喜んで家に帰りました。 

「帝が、かぐや姫が宮仕えをしてくれたら、じいに五位の位をくださるそうだ。それでも、姫は宮仕えをしないつもりかね」
「私は、宮仕えをするつもりはありません。じいが、無理に宮仕えをさせるなら、私は死にます」