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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 75  石上の中納言と燕の子安貝

中納言の様子を聞き、かぐや姫はお見舞いの歌を送りました。

   年を経て浪立ち寄らぬ住の江の

   まつかひなしと聞くはまことか

家来が、かぐや姫の歌を読んできかせると、中納言は気力が弱っていたが、頭をもたげて、かぐや姫に返歌を書きました。