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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 68  石上の中納言と燕の子安貝

そして、ひそかに大炊寮(おおいづかさ)に出掛け、家来たちの中に交じって、燕が卵を産むのを監視しました。

中納言は、倉津麻呂が燕の子安貝のとり方を教えてくれので、着ていた衣装を脱ぎ、倉津麻呂に褒美として与えました。
「夜になったら、もう一度、大炊寮(おおいづかさ)にきてくれ」
倉津麻呂を、いったん家に帰しました。