かぐや姫 62 大伴御行大納言と龍の頸の玉
世間の人は、いいました。
「大伴の大納言さまは、龍の頸の玉をとってきたのかい」
「いや、玉などとってこない。それどころか、まなこに二つの李のような玉をつけて帰ってきたそうだよ」
「ああ、その李は、食べることができない」といったことから、世間の道理に合わない、常識はずれのことを「あな、堪えがた」というようになりました。

かぐや姫 62 大伴御行大納言と龍の頸の玉
世間の人は、いいました。
「大伴の大納言さまは、龍の頸の玉をとってきたのかい」
「いや、玉などとってこない。それどころか、まなこに二つの李のような玉をつけて帰ってきたそうだよ」
「ああ、その李は、食べることができない」といったことから、世間の道理に合わない、常識はずれのことを「あな、堪えがた」というようになりました。