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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 57  大伴御行大納言と龍の頸の玉

三四日、順風が吹き、船を陸地につけることができました。
船頭が浜をみると、そこは播磨の明石の海岸でした。
大納言は、南海の浜に吹き寄せられたのだろうと思い、しょんぼりしています。

一緒に船に乗っていた家来が、国府に告げると、国司の播磨の守が、見舞いにきました。
大納言は起き上がることもできず、船底に寝ています。