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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 40  阿倍の右大臣と火鼠の皮衣

でも、安倍さまから預かったお金では足りず、私が五十両払いました。だから、五十両いただきたいと思います。船が帰る時、そのお金を託してください。お金を払っていただけない場合は、皮衣を返してくださるようお願いします」と。

「あと五十両払えば、貴重な皮衣を手に入れることができる。それにしても、よく皮衣をみつけてくれたな」といい、安倍は唐の方に向かって手を合わせました。