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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 36  阿倍の右大臣と火鼠の皮衣

右大臣の安倍御主人(あべみうし)の家は、裕福な家でした。
一族も栄えています。

安倍は、「火鼠の皮衣」を手に入れるため、日本にやってきた唐船の王けいに、手紙を書きました。
「唐にあるという火鼠の皮衣を送っていただきたい」と。

そして、家来の小野房森に、皮衣のお金と手紙を持たせ、唐へ派遣しました。
小野は、安倍の手紙を、唐船の王けいに渡しました。