エネルギー支援の声相次ぐ=カタールやロシア、韓国など
東日本大震災に伴う原発事故で電力供給不足に陥っている日本に対して14日までに、各国からエネルギー支援を申し出る声が相次いだ。カタールやロシアなどが、日本に対して液化天然ガス(LNG)を供給する用意があると表明。韓国も既にLNGの優先供給を決めている。
ロイター通信によれば、世界最大のLNG輸出国カタールの国営ガス生産会社は14日、日本の電力供給不足を支援する用意があると表明した。インタファクス通信も同日、ロシア政府が日本への支援として4、5月にLNG計20万トンを供給する用意があると伝えた。
ロシア極東地域から600万キロワットの電力を近く供給することも可能という。インドネシアも「最も信頼でき、かつ被災した買い主に対して、われわれは優先的に配慮する」として、LNGの追加供給に応じられるとしている。
韓国もこれに先立ち、知識経済省が13日、輸入予定のLNGの一部を日本に優先供給する方針を明らかにした。(時事)
(2011/03/15-00:49)
