アタマ弱者のアタクシに対して、とくにマスコミは概して親切です。
だから、本来の言葉の意味の違いを無視して
よりわかりやすそうな言葉になんでも置き換えてくださる。
たとえば、今、「蓋然性」という言葉は、
ほとんどの新聞で「可能性」に置き換えられています。
「がいぜんせいなんてアタマ弱なあなたはよめないし、わからないでしょう?
親切で賢いわたしがわかりやすく言い換えてあげておいたからね(はぁと)」と、
なんだか怖いことが起こりそうな雰囲気を醸し出します。
「真実を伝える、なんて人道的なわたし!」という自負心もきっとお強いのでしょう。
余談ですが、アタマ弱なアタクシも、酔っぱらってるとき
そんな調子でイケメン口説こうとするらしいです。ちなみに釣果はさっぱりです。
たぶん男運が悪いのでしょう。
アタマ弱者のアタクシが切に出会いたいと思うのは
「わたしはこの教壇で逆立ちをする可能性はあるが、蓋然性はない」と
教えてくれる夏目漱石のようなインテリなのですけど、ちょっと無理みたいです。
反日上等!(はんにち・じょーとー!) のことを語る
