子犬の頃は、暴れ者で、かみ癖が強くて、ちっとも言うことを聞いてくれなかったうちの犬。私の手を噛み、血を流したことも当然あったし、赤ちゃんの履いている靴下を取ったこともあったよ……。赤ちゃんぎゃんなき（当然）私は、平身低頭謝って、でもお父さんとお母さんが良い方で「気にしないで」っていってくれたりとか。（脱げかかってた靴下を取ったみたいで、足をかんでなかったのが幸い）

ペットショップの商品を噛んではなさなかったり、病院で大暴れしたり、あれ、今書き出してみたら、これ育児ノイローゼになるも致し方無しって感じじゃないの?

けど、同時に、コーギーの子犬って珍しいせいか本当に色んな人にかわいがられて、私がきりきりしていた分をそっちにカバーしてもらっていたんだろうと思う。

それがちょうど、8カ月たったくらいから、ほんとその頃から、あ、今、この犬、私の言うことに耳を傾けてる、という瞬間があって、とにかく命令がちゃーんと入るようになって、病院に行ったら先生に「あれ、おとなしくなったね」と言われて、ペットショップで噛んではなさなかったハーネスの着脱がスムーズに出来るようになった。

あれは、ほんと、奇跡のように思えた。
こう、ゆっくりゆっくり、そこまで浸透していった何かが、ちょうどゴールにたどり着いたような、そういう感じだったのだろうか。

その後、躾の先生にお願いして来てもらったのですが
「話に聞いたときは凄く心配したけれど、大丈夫ですよ、凄く、空気読む犬ですよ」と言われて、かみ癖もなくなり、そして多くの方にかわいがってもらったおかげで人間大スキーな犬に成長しました。

まあ、問題行動も未だに多いですけどねー！