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せきららこのことを語る

コーギー(9歳)の散歩中に、コーギー(4ヶ月)と出会う。
ああ、この犬も、こんな頃があったのだなあ、という気持ちと、向こうは向こうで、「まあ、コーギーね、同じ犬種ね」というテンションでワーワーキャーキャー言い合ったのであるが、犬はあれで、自分がワーワーキャーキャー言われてるわけじゃない、ということはわかるのである。正確には、自分も言われてはいるのだが、主役は自分ではない、ということは。

大体ちょうど、4月の29日が誕生日だったので、ちょうど9歳で、だからちょうど8年と8ヶ月くらい前には、この犬にはこんな時代もあった。飼い主の2人も、若々しく瑞々しく、ちょうど8年と8ヶ月くらい前、私たちにもこんな時代が…なかった。すまない。歴史の一ページたりともこんな時代はなかったな、というちゃんと見目麗しいカップルだったすまん。
しかし9年!結婚して飼い始めたのだから、もし、これが子どもだとするとですよ?9歳!小学3年生の子どもがいることになる。犬を子どもの代わりと思ったことはないが、思わず、そうはならなかった、選ばなかった、選べなかった、小学3年生の子どものいる人生、とやらに思いをはせた。が、あまり想像はできなくて、散歩で歩き回ってぐるんと長い体を巻きつけて寝る犬を見る。
コーギーが、グルンと丸まって眠る姿は、アンモナイトに似ている。今初めて、気がついたことだ。