ブーイングは、自由だと思うし観客の楽しみですらあると思ってるんだけど、でもそれ、ジャッジに対しては批判だって側面はあるし（だからこそ、自由とも思ってんだけど）特別正当性のある行為じゃないとは思うんだよな…
それにやっぱり、ブーイング自体の質ってあるし。（ブーイングすりゃ、客の見る目が問われるのは当然だろ）

でも、「観客の質云々いうけど完璧に見えた演技の後に、要素抜けの選手の方が点数が高いんだから、ブーイングは当たり前」っていう人もいる。そうさのう…観客とジャッジは違うんだから、観客には完璧に「見えて」ブーイングが起こる事がある、のは、当然だと私も思うんだけど、それは、そういう意味じゃないよね？

そんな、「正当性」あるかーい！少なくともプロトコルが出た今、観客にそう「見えた」だけである事は理解できるわけで。
みんな厳しくエッジエラーが取られて、実施できなかった要素にきちんとミスの減点があって、他の試合と比べてみても特に点数の乖離もない。いいプロトコルだと思います。

知子ちゃんなんか、フリップ、ずっとミスが続いてるんだけど、試合ごとに点数が上がっていってる！（NHK杯はフリップのミスが一番最小に抑えられた試合）
NHK杯では5.8点くらいもらえてたフリップは今回は2.7点。にもかかわらず、NHK杯に迫る点数が貰えてるってすごくね？
で、浅田真央の方が点が高いなんて〜っていうブーイングにかんしては、基礎点みたらいいんじゃないかな…
浅田真央の基礎点、たぶん（計算に自信なし）38.8とかなんですよ…高いですよ…で、そういう構成を実施して、評価を受けての5コンポーネンツですよ…。今回は、大きな得点源である3Aを決めてるし、3-3もアンダーで抑えてる、と言えるし、ルッツの要素抜け0点、をそういう貯金でカバーできた、に過ぎないので、別にブーイングするほどの事でもないんじゃないかな、と思います。うん。