祖母作のオリジナルタヌキぬいぐるみ「ポン太」。ポン太は固有名詞ではなく、その一連のタヌキぬいぐるみを指す家庭内普通名詞である。
古い着物をほどいた布で作った基本的にねずみ色灰色グレーの超地味なカラーリングであり、
かつ、大中小の数パターンくらいの型紙で量産されていたにもかかわらず一匹一匹個性のあるルックス、
市販品にはない、隙のありすぎるデザインが醸し出すイマジネーションが内孫外孫の人気を博した。
生地は柔らかいわけがなく、パンヤなんてものは使わず端切れを刻んだ中綿が詰められていて、フカフカのぬいぐるみからはほど遠いぐっしりとした握りごたえがあった。ああ握りたいなポン太。いつか型紙を譲り受けたんだけど意外とパーツが多くて面倒で作らなかった。もったいないことをした。気が向いたら平成ポン太を作ろう。
子供の頃遊んだおもちゃのことを語る
