ふと思い出したこと
・学生時代のバイト先のスーパー内精肉店の先輩に、猫好きのお嬢さん(みのもんた的な意味で)がいて、警備員室に仔猫が保護されていると聞くや飛んで行って引取り話を決めてきた。いわく
「先住猫とうまくいかせるには、新猫を連れて帰ったら、とりあえず新猫は玄関先の床にでも置いて旧猫を抱き上げてヨシヨシしながら、旧猫ちゃんいい子ねえ可愛いねえとおだてあげ、あの子(新猫)もかわいいねえ、仲良くしようねえと言い聞かせると猫はバカだからその気になるのよ」
全猫に効果があるかどうかはわからないがいい話だと心に残っている。
・そのお嬢さんは猫スキー家の出で、その家ではネズミ取りの名手の雌猫を飼っていたことがあるそうだ。その猫は、自分の子どもたちにも、瀕死のネズミから始めて、徐々に元気なネズミを与えて段階的なトレーニングを施し、優秀なハンターズに育て上げたのだそうだ。その優秀さは噂になり、そのうち、仔猫が生まれると、トレーニングが済んだらぜひ我が家にという予約申し込みすら舞い込むようになったらしい。教育心理学の講義で習ったレディネスとかいう用語が脳裏にちらついた。ますます猫のファンになった。
猫のことを語る
