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コネタ何の報告かわかりませんがのことを語る

昨日から折口信夫の「死者の書」について、また考えていた。考えてみれば、あの作品の中の主要人物はみな、夢幻思い出に突き動かされて動いている。

ならば、単行本にまとめられた作品内の出来事が時系列順に並んでいないのも、これもまた誰かの夢、という示唆なのかもしれない。

その意味では、時系列順に物語の進行する人形アニメ版を見ることは、鑑賞の助けになるかもしれない。ただ、時間軸の錯綜と、頻出する古代語に翻弄されるめくるめく体験からは遠ざかるだろうけれども。