スターウォーズ映画、エンターテイメントとしては興味はなくはないけど、アメリカの「神話」的な持ち上げ方には首を傾げてしまう。
というのは、ダースベイダーがフォースの暗黒面に落ちた理由とやらに、むかしがっくり来たからだ。ジェダイの騎士っていうのは心身ともに鍛えた立派な人たちだという。ならそういう精神の高みにいる人が暗黒面に落ちるような悩みや出来事って、どんなものなんだろう? と、期待して見に行ったら……
もしもーし、えっと、なに? シェイクスピアのオテロかなんか? え? マジでこれが理由で暗黒面に落ちちゃうのー???
その後、TVシリーズの攻殻を見たりなどがあって、未来になっても人間のやらかすことって、そう変わらないのかもしれないなあ、と思うようにはなったけど、あれは当時、「ないわー」と思ったものだった。
それとも全作通して、しかるべき順番で見たら、そこらへん納得できるようなつくりになっているのだろうか?
BL要素ありならまだ納得できるなあ。
「師よ、私の愛を受け入れてください」
「それはできない」
「なぜですか!」
「師弟愛はそうした愛ではないのだ」
「私たちの繋がりは他の者だちとは違います!」
「よく考えるのだ、お前には妻とこれから生まれる子とがいるではないか。お前の言う愛はそこに注がれるべきものだ」
「貴方ではなく、パドメを愛せよと?」
「いや、愛せよっていう前から付き合ってるじゃねーかコンボケがあ」
「ひどい、ワタシよりあの女のほうが大事なのね! 傷心だわ! 焼身してやるぅ!」
あれ? 結局またドロドロに……。
