……つまりアレですよ、産婦人科医の河野さんが、自分とこにやってきた、ウリやってたり避妊しないで男とやってる"女の子"たちに向かって言ってることって、
性暴力に関して「被害者側が自衛しないからそんな事になるんだ」っつー、
よくあるムカつく言い分になんだか似て来ちゃっててマズくね？
責められるべきはあくまで、酷い目に遭ってる"女の子"の側じゃなくて、
その子たちを酷い目に合わせてる客なり彼氏なりの側だってとこを落としたら駄目なんじゃね？
……って事なんじゃないかと。

産婦人科の医者が、女性の体に深刻な損害を与えかねない事態を目の前にして、
「こんな酷い事が起きていいはずがない！」
っていう怒りや憤りの気持ちが沸くのは仕方ないにしても、
それを酷い目に遭ってる当の本人にぶつけたところで、必ずしも良い結果にはならんよなあ、と。

まあ、いろんな人がいるから、それもケースバイケースかも知れませんが、

「あなたのためを思って言ってるのよ、分かってる？だったら……」
とかって言い方されると萎える、っつーか胸の中で防火壁がガッシャーンと降りてしまいがちな俺としてはそんな風に思う次第。