「絶望は人を怪物に、世界を壊すものにしてしまう。
だからヒーローは、絶望にくずおれる人の手を取り、
その心に寄り添うことで、世界を破壊から守るのだ」
……っていうのがウィザード、晴人なんじゃないかなーと俺は思ってたんだけど、
放映が始まった当初、そっから俺が連想してたのは、アキバの通り魔事件の事だった。
あの犯人こそ、「絶望と孤立の果てに、世界に牙を向いてしまった」奴じゃん。
あと、現代日本は世界有数の自殺国で、交通事故の死者より自殺する人の数のが多い、とかさー。
個人は世界の一部だから、自殺ってのは、まんま世界の一部を壊すことだとも言えるわけで。
なんか、今、そういう話をやってくれたってとこは、俺にとっては悪くなかったです。
ヒーローものとしてはあんまカタルシスのない話ではあったかも知れないけどね。
