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自分(id:spectre_55)のことを語る

んー……松本さんは確かにかなーりの熱演だと思うんだが、だが。

メサイアって物語・話そのものにはやっぱり乗り切れないなあ、俺。
この話の前日譚の「白銀の章」見た時の感想も、

いわゆる"腐狙い"でも別に全然いいんだけど、登場人物全員男ばっかとかむしろ好きだけど、
でも、登場人物ほとんど全てに"相手"がいるみたいな設定だと流石に胃もたれがするなー、とか、
国家の全体主義vs革命という名前の別の全体主義なんかどっちもヤだよー、とか思って、

アンケートにも「どっち側もというか"革命"側も結局全体主義だなんて」とか、
「人間関係がほとんど「一対一」の組み合わせばっかだと息苦しいです」とか書いてきたのですが、
今回、後者はまだマシになってた気がするんですが、前者の、ちょっと政治風味の部分は…

いや俺も別に、自分の政治的なスタンスと合ってないもんは楽しめないって程ストイックではないと思うんですけど、
そこが気にならない程には、残念ながらのめり込むことができませんでしたよ、という。

…ただ、松本さんは「上官に裏切られて孤軍奮闘しつつも、自分の信念と日本の未来を信じて死んでいく」という、
たぶんかなり格好良い役を振られて、最後には熱のこもったものすごい長台詞も見事に決めてるんですが、
なかなか脚本が上がらなくてスケジュール的にもバタバタしてたという今回のこの舞台、
前から松本さんとはいろいろ関わりがあるらしき、脚本家(少年社中の毛利さん)と演出家が、
ある意味「アテ書き」というか、松本さんなら演れるだろうという信頼のもとにこういう話にしたのかも?
という気がしなくもなくて、だとしたらすごいなー、とは思いました。

…最後のその"演説"のとこだけもっぺん見よう(苦笑)