チケット争奪戦の話をもう少し引っ張ります。
昔、TMGEがまだあった頃、チバユウスケが雑誌かどっかのインタビューで、
「ツアーで回るホテル、もうちょい良いところに泊まれないかなーって思ったこともあるけど、マネージャーにそれ言ってみたら『チケット代ちょっと上げればできるよ』って言われて、だったらいいやって諦めた(笑)」
って発言をしてて、俺の周囲のファンはみんな感激して
「ファンのこと考えてくれてありがとうチバ!ウチらもダフ屋とか転売ヤーとかに金なんか絶対に落とさないし、取ったチケットは無駄にしないよ!チケット上げないでいてくれる分はグッズ買うから、上がりで美味い酒でもみんなで飲みなね!」
みたいな感じになってて、それはTMGEが解散してからも、俺の中でなんとなく基本的な態度として根付いてる気がする。
……んだけど、松本さん追っかけてお芝居とか見てると、送り手である松本さんとか個々の役者さんご本人(の大半)と、受け手であるファンの人たち、その両端の人たちの考えてることは↑とあんまり差がないような気がするんだけど、
その間の人たち……公演を主宰する側の企画会社とかが、なんかファンの心理を利用してがっつり稼ごうっつー態度が露骨に見え過ぎる場合がたまにあるなあ、とは思う。
一番それを感じたのは、「私のホストちゃん」で、舞台のチケットやグッズの購入でポイントが貰えて、それを自分が贔屓にしてるキャストに"貢ぐ"ことができ、貢いでもらったポイントの多寡によって、そのキャストの劇中での扱いが良くなったり悪くなったりする、ってシステムかなあ。
お芝居そのものは、見てみたら金がきちんとかけられただけあって意外に面白かったのですが、
なんかそういうシステムへの反感を消すほどではなかったです………
