ああ、また劇の感想書けてなかった。以下ざっくりと、ネタバレありで。
『SKY』というお芝居で、高校の時に突然姿を消してしまった同級生を(他の女の子をつまみ食いとかしつつも)想い続けてるバンドマンと、彼&彼女の周辺の人たちのお話。
高校時代の回想シーンとかは映像で上映されてたり、二人がファンで憧れてるバンドが出てくるシーンは生バンドの演奏つきになってたり、演劇+映像+バンド演奏、というメディアミックスありの意欲的な舞台でした。
俺が贔屓してる松本さんは主役のバンドマン(ヴォーカリストだけど歌うシーンはない)、空良を演じてたんですが、膝の出てるカットオフデニムにチェックシャツ腰巻きだったり、映像の中では制服姿のDKだったりしたせいか、なんかちょっと若返った感じで可愛かったです。今月で三十路になるのに、陣ちゃん役の時よか若いような……
あと思ったのは、松本さんって、なんか「演じる/ステージに立つ/エンタメの送り手側になる、とはどういう事か」みたいな、なんかメタ的な役だったり、あるいは脚本家のメッセージが濃く現れてる役だったりを振られることが割とあるなあ、と。今回は主演だから当然ではあるんですが、そうじゃなくてもその傾向はあるような。
それから作中で、これまたざっくり言うと、女の子がセックスワークを強いられ(そうにな)る、とかいう下りがあるのですが、その扱い方が案外マトモで安心したというか。
嫌がってる人に強要するのは良くないけど、そういう仕事をせざるを得ない人や、プロとしての心構えと矜持を持ってセックスワークに就いてる人は居る。で、自らそれを選んだからと言って、酷い扱いされていい訳じゃないよね……みたいな風に俺には読めたのです。
脚本家は前に松本さんが初主演やった『ヒカケン』と同じ人で、どうやら女性らしいのですが、話のモチーフの繋ぎ方にちょっと粗がないでもないような気はするけど、なんつーかものの見方みたいなとこで「そりゃ無いぜ」ってならずに済むお話な気がしました、両方とも。
あーとーはー。空良のバンドのギター役で、ゲキレンジャーに出てた聡太郎さんが出てたのですが、革ジャングラサンブーツ、っていうイカニモな格好でこれまた可愛かったです。ベースの女の子と空良と、友情&色恋絡みでちょっと甘酸っぱい感じになってる役なのも、聡太郎さんご本人が松本さんとかなり仲良しなのとカブる感じもあって良かったなあ。
……そんなところで。
