【怪我日記】
Day:14
これまでは午前中に通院して午後から出社、というスケジュールだったのだが、労災の書類が水曜日の午後までできないというので、それを待ってから4時過ぎに早退、5時までやってる病院に向かう
受付はガラッガラで、これならずっと夕方来れば良かった?と思ったのたが、一つ問題があった
俺が掛かってるのは整形外科なのだが、水曜日午後の整形外科は主に手術に対応しているので、外来には殆ど対応できないとの事
その日も整形外科の医師は手術をしていて空いておらず、「外科でも良ければ診察可能ですが」と言われる
だが、その日の外科の担当医師は、初日に傷口を縫ってくれたこの病院の院長さん
何の問題もなかろうと思って承諾すると、労災の書類を受け取ってすぐに診察室に通される
カルテを見た先生、絆創膏を外すと「ああ、ちゃんとくっついたねえ」と呟きながら早速抜糸開始
傷口を縫い合わせてある黒いナイロン糸をピンセットで引っ張って、そこにハサミを差し込んでパチンと切り、残った糸をピンセットで取り除く、というのを10回繰り返したのだが……ちょっと痛みがあった
特に、傷口の端の縫い目を弄られた時が痛い、縫合するときもそうだったのだが
脚をちょっとバタバタさせながら耐えると(声は出さずに済みました)、
糸を抜いた傷口に茶色い、ちょっと独特の匂いがする薬を塗られた上に、布絆創膏(ロールになってる市販のアレとはちょっと違う)を一枚ぺらっと貼られて処置終了
これからは傷口を濡らしても平気、絆創膏は自然に剥がれるまでは貼ったままに、一週間後に整形外科にまた来るようにと言われる
久々にほぼ裸になった左中指をじっと眺めると、傷の周辺を含め全体的に腫れというか浮腫というかがあって、真っ直ぐに伸ばせないのもあってそこだけ別人の指とすげ替えたみたいに見えなくもない
指先も手のひらにつくまで曲げることはできないが、まあその辺は腫れが引いてからのリハビリ次第だろう
病院を出たのは5時ちょっと過ぎ、定時退社より一時間も早かった
流石院長、手慣れたもんであるとか思いながら、タイミング良く到着したバスに乗る
ちょうど1日、『イミテーション・ゲーム』か『アメリカン・スナイパー』でも見ようかな
