で、松本さんの話。
もともと下層ではなく上層階級の出身だけど、権力抗争に巻き込まれた両親は目の前で惨殺、妹と二人逃げのびたものの、掌を返す周囲etcに愛想を尽かし、妹を残して出奔、下層階級の人間に身をやつしつつ、「逃げた」罪悪感から酒浸りになっている……という、松本さんに振られがちな「チャラ男」とか「長台詞で状況を説明する天才」とかって役からはちょっと外れた感じで新鮮でした。葛藤を抱えた人を演じる松本さん、いいと思う。
どうやら松本さん目当てではなかったらしい、近所の席の(多分かなり若い)お嬢さんにも「寛也さんいいねー!」って誉められてて、他人事ながら嬉しかったり。
あとは……下層階級の人たちはみんな設定に沿って、80'sボロルックっぽいような衣装&汚れメイクに統一されているんですが、
松本さんのは同じラインだけど色相が白~ベージュに統一されてました。
で、終演後に舞台衣装の希望キャストと客がツーショットチェキ(小型ポラロイドね)撮って貰えるって企画がありまして(有料&限定数)。
年若い知人が松本さんと撮ってもらうというので、その様子を眺めて帰って来たのですが、
お客(多分全員女性)に結構丁寧にかつフランクに対応してあげてるのはわりといつもの事(なのよ!)でしたけど、
一人の人のリクエストに応えて、流行りの"壁ドン"をされる側(not"する側")やってあげてたのが結構笑えましたwwwww
"壁ドン"っていまいちどこがいーのか良く分かんないんですが、わざわざ背をかがめてまで壁ドン"されて"るってのが(笑)。
ああいう場でそーいう面白い事思い付く人も凄いなあ、私服だったらもっと面白かったかも知れないけど。
……ただ、マチネだけとは言え、幕間にそういうイベントが入るのは大変かもなー、とは思いました。
休む時間削られるだろうし、神経も使うだろうからなあ……興行ってそれだけで収益上げるのはなかなか大変だっていうから、そういうのも含め、何とか工夫しなきゃならないんだろうとは思うけど。
