ナントカ脳、って聞くと思い出すのが、確か竹内久美子とかいう名前だったっけ、「BC(="Biologicaly Correct"、生物学的に正しい)」とか「男脳・女脳」とか「利己的遺伝子」とかその辺をネタに本出してるライター?研究者?だ。
そいつの本とか(他にもいっぱいある、↑みたいな事テーマにした本)読んでる時になんとなく思ってたことの中には、
ちゃんとしたエビデンス(=根拠、証拠、とかいう意味ね)がないのに、さも「これが科学的事実です」みたいに物を言うことの危うさ、もさる事ながら、
「社会科学的な目線が欠如したまま物を言うことの恐ろしさ」みたいな事もあったなあ、と思い出してみたり。
データがそこに確実にあるとしても、それをどのように解釈するかってのは、個々の人間のアタマに委ねられている訳で、
なおかつ、人間は社会的なあれこれの影響を受け、かつ自ら社会にも影響を与えていく存在だったりもする訳じゃん。
とすると、例えば「男が○○なのは"男脳"のせい、女が●●なのは"女脳"のせい」とか、現状の「社会的性別」を"科学的に"追認するような事を安易にのたまう事が、その図式に当てはまらないような人にとってはどう働くか。
……なーんて事を考えてないか、「どーでもいいぜそんな事柄」だからああいう事が書けるんだろうし、そういう人が多いからこそ本になって世に出て売れるんだろうなー、なんてこた良く分かってますけどね。
でも引っ掛からずにはおれんわけよ、カラメルの苦みが効いたプリンも、ラズベリーの酸味と香りが生地のまろやかさを引き立てるプリンもどっちも好きな身としてはね(よしこれで話が繋がった)。
