昨夜のNHK特集、結婚して子供を授かった知的障碍者カップルも出てた。小学生の息子さんは、お父さんと同じ、和太鼓奏者になるのが夢だと言ってた(ちなみに知的障碍はないみたい)。
「知的障碍者にも恋愛を、家庭を、子供を(それだけの事ができる環境と収入を)」っての、基本的には反対するところのない話ではあるんだけど、
いろいろ細かいところで気になるところがいっぱいある番組だったなー。
「知的障碍者に恋愛なんて言語道断」の頃から付き合ってた高齢のご夫婦が出てたんだけど、食事の時に電子レンジとか使ったり細々した支度をするのは専ら女性の方で、男性は食卓に座ってタッパとか開けるだけっぽかったなあ、とか、
和太鼓楽団にわりと最近入ってきた女性楽団員が、お見合いパーティーで彼氏っぽい相手を見つけてたけど、もしも彼女が結婚するとしたら、楽団の仕事は続けてられるんだろうか、とか。
「知的障碍者だって普通の人と同じ暮らしがしたい」みたいな願いはわかるんだけど、その『普通の人』概念の中身はどんなもんなのよ?とは思っちゃうし、「障碍者だって結婚して家庭と子供を持って一人前」みたいな事になってったら、流石にそれはどうなんだ、って気がするんだよね。
まあ、現状で、結婚してる知的障碍者は5%とかしか居ないみたいだから、俺の心配はまだまだ杞憂でしかない気はするのですが。
