俺はF1もモーターショーも映像でしか見たことないけど、「"綺麗なお姉さん"を見ても特に気分はアガらない」人間としては、グリッドガールとか(車の横で微笑みながら立ってるだけの)コンパニオンとかは、差別がどーたら言う以前に正直「なんでそこにお姉ちゃんが要るの?」でしかなかったりした。
でも、そうかー、あれはデコレーション、刺身の皿に乗ってるプラスチックの菊の花みたいなものなのかー、と改めて納得したですよ、なう。
ちなみに刺身に乗ってる小菊の花(タンポポじゃないよ!)って食用菊(のはず)で、紫蘇の葉とか大根の細い千切りと同じく、刺身の生臭みを和らげる薬味としての存在意義が一応あるはずなんだけど、食べる人がほとんど居ないから、その機能がない、完全にデコレーションでしかないプラスチックの作り物になったりもしてるんだろうね。
で、グリッドガール廃止ってさ、なんつーか「予算が厳しいんだ、ただのお飾りなんかもうなくていいだろ」ってのが本音なんだけど、それは聞こえが悪いから「(アンチ性差別の盛り上がりを背景にして)時流に合わなくなったから」って言ってるだけなんじゃねーのかな、とか思ってる。
一時期のベネトンの広告とか、ディオールの「ウチらみーんなフェミニストになるべき!」(←文面うろ覚え)Tシャツとかみたく、「反差別っぽい事言ってカッコつける」ってのはなくはないからね。
まあ、差別を温存して「世の中の酸いも甘いも噛み分けてこそオトナ!」みたいな事言うよりは、「差別カッコ悪い。反差別こそヒップでクールクーラークーレスト!」の方がマシ、だとは思うのですが。
