IFSの最新号にスケート衣装のデザイナーのインタビューが載ってたんだけど、ステファニー・ハンドラー(ジョニーのデザイナー)曰く、「ひと夏に白鳥の湖の衣装5着作ったりするのよ! カルメン5着作ったこともあったわー(笑)」っていうくらい定番の演目はかぶるもんだそうで。振付師やデザイナーにとっては「どう差別化を図るか」が永遠の課題みたい。そういうときには選手本人の人となりがアイデアに結び付くことが多いそうな。
で、ちょっと違う話かもしれんけど、そこんところを読んで、前に章枝っちが何かのインタビューで、「一旦ローリー・二コルを離れたのは、彼女が私から引き出せるものを出し切ってしまったので、私のほうで引き出しを増やさないとだめだと思ったから」っていう趣旨のことを話していたのを思い出した。選手のほうが引き出しを増やしておくって、やっぱり大事なんだなと。
逆にジュニアの子たちが、作ってもらった衣装を見て「自分にはこんなのが似合うんだ!」って新たな個性を発見することもあるだろうし。たまごとにわとりだ。
その話以外にも、衣装製作者ならではの苦労話とかあって面白かったです。「年々ビールマンスピンが嫌いになるわ!」とかって(笑)。ビールマンってやっぱり生地の耐久性との戦いらしいよ。
とりのすのことを語る
