【フィギュアスケート放送におけるテレ朝えげつないなと思った事まとめ】【ふと思い出したので】
・「GPシリーズ世界一決定戦」
当然3月の世界選手権が一番重要度の高い大会。
・「NHK杯」を「日本大会」
GPシリーズの放送を本格的に始めた頃が特に頑なで、アナウンサーは絶対に「NHK杯」と言わなかった。
選手へのインタビューでも「次の“日本大会”に向けて~」と振って、選手は「そうですね、“NHK杯”では~」と答えるのだけど「“日本大会”では」と字幕をつけていた。
この2年くらいは軟化して、割と普通に「NHK杯」と使うようになってきた。
・「世界選手権」など無いかのごとく
2008年のGPシリーズでは、安藤美姫が2戦ともキム・ヨナと当たった。
それに対して「どうして安藤選手ばかりキム・ヨナ選手と同じ試合に出ているの?」という視聴者の疑問に対して
「前年のGPファイナルの表彰台に乗った選手は、同じ試合にならないように振り分けられているんですよ~だから浅田選手とキム・ヨナ選手はファイナルまで当たらないんですよ~」
と大嘘ぶっこいていた。確かスポーツニュースでのこと。
正しくは、世界選手権の1~3位と4~6位が同じ大会にならないように振り分けられる。但しこれも去年くらいからISUがルールを色々いじった結果状況が変ってきている。
・どのジャンプが得点が高い?
2006年のGPファイナル前、たまたま見ていた昼の番宣込みのバラエティらしき番組で「GPファイナルをより楽しめる知識を紹介!」という趣旨のクイズコーナーが始まった。
「ファイナルに出場する浅田真央選手、安藤美姫選手、キム・ヨナ選手のそれぞれの必殺技で、一番得点が高いのはどれ?」
という問題が出題され、選択肢が
1.浅田真央選手の3フリップ+3ループ
2.キム・ヨナ選手のイナバウアーからの2アクセル+3トーループ
3.安藤美姫選手の4回転サルコウ
この問題の正解は
1. 10.50点
3. 9.50点
2. 7.30点
だったのだけど、ちょっと待って選択肢からおかしいとTVの前で開いた口がふさがらなかった。
まず、コンビネーションジャンプと単独ジャンプを比べるかと。
コンビネーションジャンプは単独のジャンプの得点の単純な足し算なので、コンビネーションのほうが得点が高くなるのは当然のこと。
そして安藤美姫はこのシーズン4回転サルコウを構成に入れていない。だから出題時に使われていた映像も、浅田真央とキム・ヨナはそのシーズンの試合の映像だったけど、安藤美姫は前のシーズンのエキシビションの映像が使われていた。
そしてコンビネーションで比較するにしても、キム・ヨナは彼女のPGの内の最高難度のものではなかった。
3選手の当時のPG内の最高難度のジャンプの得点(基礎点)を単純に比べると、2連続のコンビネーションの場合は
安藤美姫の3ルッツ+3ループが11.00点
浅田真央の3フリップ3ループが10.50点
キム・ヨナの3フリップ+3トーループが9.50点
単独ジャンプの比較だと
浅田真央の3アクセルが7.50点
安藤美姫とキム・ヨナの3ルッツが6.00点
これに後半ボーナスとかGOE加減点とか2回入れるとか色々な構成上の戦略が絡んでくるので、そもそもPGの中の1つのジャンプを抜き出して推し量れる事なんてたかが知れているけど、そういうマニアックな理屈を抜きにしても、恣意的に選手の格付けをして視聴者に印象付けようという意図が透けて見えてひどいなあと思ったのでした。
2006年の話ですけどね。しつこいんです、私は。
