id:emuzou は
穴の塞がったえむぞうのことを語る

最近気付いたのだけれど、私の非常に子供じみた厄介な父親は、生きがいが「他人に我慢を強いる」事だった。
特に子どもである私に対しては「しつけ」と称して誰にも咎められず存分にできるので、そうした欲求を満たす対象として色々と理不尽な我慢を強いられた。思えば、女の子なのに一人称を「ぼく」とさせ、男の子のように振舞う事を要求されていたのも「我慢を強いる」という父の趣味の一環だったのだ。
これは母に対しても、子どもの問題行動で苦しませたいという事と、男の子を生まなかったという事に対する負い目を感じさせたいという思惑があったと思う。
この時期以降も、私に問題行動と言われるような事をけしかける事が頻繁にあり、それを私が嫌がると「弱虫!」「優等生!お前は本当に型にはまりきったつまらない奴だな!!」といった妙な人格攻撃をしてきた。
これねー、信号無視をしろって言われてしなかったってだけでこういう事言うんですよ。「ルールを守りたい」という私の気持ちを察知すると、その気持ちを我慢させようと強いるんですね。子どもの安全とかは自分の欲求を満たす為には優先順位がぐーーんと下がるのですよ。
小学生の頃、はじめて好きになったミュージシャンとか、そこまで言うかってくらい貶されたし、どこから仕入れてきたのか、ゴシップ関連はいつも父から持ち込まれ、それをネタに更になじられた。好きなものを攻撃するというのは人の心を傷つけるには手っ取り早く効果的だからね。反論したり不機嫌になれば「親に対して反抗的だ!折角情報を教えてやっているのに何だお前は!」と怒鳴れるし、それが嫌だったら好きなものに対する罵りの言葉を我慢するしかないし、その姿を見れば父は束の間優越感にひたれて幸せ。

というわけで、家の中にこういう敵がいたので、私は本当に好きなものをすぐに他人に明かさない。特に長く関わらないといけない相手には。ネット上では別。
あと、自分がされて嫌だったので他人の好きなものをむやみにけなさないようにしている。・・・一応気をつけている。
だからネット以外ではラルク好きとかてつやさん美人とか西川ちゃん見飽きないとか、フィギュアスケートはまあ言うけど、ジョニー・ウィアーと安藤美姫がきっかけでハマったとか言わない。
勿論、多少相手の人となりがわかって、この人は無闇に人の好きなものをけなさいだろうと思った人には言うけど。
無防備に他人に大好きなものを開示するのは弱点を教えることだと思っている。
いつぞや何かのファンタジーで、本当の名前を敵に知られるのはイカン、という話があったけれど、本当の名前=自分の本性と考えれば、大好きなものも自分の本性を形成する要素とも言えるなと思い、やはり敵には明かしちゃいかんのだと改めて思ったのでした。ファンタジー世界のお墨付き!