id:emuzou は
穴の塞がったえむぞうのことを語る

あまり映画というものに親しまずにきていたのだけど、最近はちょいちょい見る機会がある。
しかしあまり親しまないできた身にとっては、この2~3時間で紡がれる物語をどのように楽しんだらいいのか、映画ならではのこの尺をどうしたらいいものか、掴みきれない部分がずっとあった。あまり意識はしていなかったのだけど、気付いてみれば。

最近観た数本は、どれも「この映画はこのシーンに向かって作られていたんだな」というところがはっきりと見て取れるものが多かった。
というか、考えてみれば映画って大体がそういうものなのかもしれない。
リピートする場合もあっても、基本的には映画館で一期一会の作品で、場合によってはいくつかのシーンを見落としたり忘れたりしても、その一番重要なシーンに何故辿り着いたのかが掴めていればokかなみたいなw
そしてそのシーンに直面したときにどう感じるかが、見た人にとってのその映画の価値になるのかな。かもしれない。

最近観た数本は、幸いにもそのシーンに心を震わされるものが多かった。震え方は様々だったけど。(しかし今日見たのは、そのシーンを主人公じゃない人が持って行っちゃって、若干「主人公は誰だったんだ」とつっこみたくもなったwよかったんだけど)
そしてその後、映画の構成の必然性に気付いて感心したり、そこに至る前のシーンの台詞のやりとりだったり小道具が持つ意味だったりを反芻したりとか。
そこの道筋がしっかりしている上で、背景や小物に洒落が効いてたり、画面の端々に仕込みがあったりしたら、そりゃリピートしたくもなるよね。そりゃね。

オチはないです。