id:emuzou は
穴の塞がったえむぞうのことを語る

どうでもいいことなので一度しか言いません
おわかりいただけるだろうか。ある日突然、利用駅のひとつ手前に新規の駅が出現したときのいいようのない苛立ちというものを。
幼い頃からの東北新幹線一ノ関駅ユーザーの私にとっては、それはくりこま高原駅であった。
古川を過ぎたら次で降りるのだ、と身構える緊張感を突き崩す「くりこま高原」しかも一回で覚えられない、カンバーバッチとかゲデヴァニシヴィリとかトゥクタームィシェワとかヘクトパスカルみたいな持って回ったような長い駅名。「はあ?なんだそれ!?勝手に増えてんじゃNeee!!」という、やり場のない怒りを飲み込んだあの夏休み。(ちなみに勝手に増えたわけではない。主に夏しか東北新幹線を使わない私が知らなかっただけ)
長らくそんな第一印象のまま「くりこま高原」に苛立っていた。苛立ちながらも覚えられなかったはずの名前を覚えてしまっている事にまたちょっとムカついていたりもした。

そして数年が経ったある日、クドカンこと宮藤官九郎がいいとものテレフォンショッキングに出ているのをたまたま見た。
出身について聞かれたクドカンは「ほんとに何もないんですよ・・・」「高校生の頃新幹線の駅ができたけどほんと何もなくて・・・」と、もごもごと語る。タモリが「何て駅?」と尋ねると「くりこま高原・・・って言うんですけどね」と答えた。
画面ごしに「ああ!」と反応している私に反して、会場のお客さんは「・・・え?」「・・・何?」といった反応。それを見て「ほらね、知らないでしょ」と自嘲気味に笑うクドカンを見ていたら、くりこま高原に対するわだかまりが氷解したのであった。
なんだろうね、地元では仲が悪くても東京に出たら同郷のものみたいな身勝手な身内意識的なアレ?
ちなみにタモリ氏は知っていた。「何それ?」な反応の客席に対して「あるんだよ、そういう駅が」と言っていた。流石である。
申し訳ないけど岩手です【くりこま高原は宮城です】