id:emuzou は
穴の塞がったえむぞうのことを語る

ビリー・ワイルダー監督『シャーロック・ホームズの冒険(The Private Life of Sherlock Holmes)』
『SHERLOCK』を手掛けるスティーブン・モファットとマーク・ゲイティス二人ともがお気に入りとして挙げるホームズ映画。AXNのホームズ特集の中で放送されていたので見てみた。
成るほど『SHERLOCK』はかなりこの作品に影響を受けているのだなというのはすぐ分かった。特に『ベルグレービアの醜聞』はこの作品へのオマージュも多分に含んでいたんじゃないかと思った。『SHERLOCK』はこれ以外のホームズの映像作品に対しても色々含みのある演出をしているけれども。
あとホームズのコカインをワトソンが隠すあたりその他にチラチラ『バスカヴィルの犬』に似たところがあったなーとも思った。
その他『SHERLOCK』全般で似てると思ったのは、ホームズとワトソンの関係が誤解されるとか、ホームズ兄弟の若干複雑な関係とか。確かホームズ兄弟の関係についてはこの作品を参考にしたという話があったはず。
映画そのものはテンポがよく、コメディ要素も盛り込まれていて面白かった。ちょっと最後に出てくるアレの造形が微妙だったり事件のオチがえーみたいな感じはあったけれども。でも確かにホームズが大好きなんだなと。
ただ個人的にはホームズがちょっと弱いのが不満。しかしその弱さを盛り込むところが、監督にとってのホームズへの愛の込めどころだったのかなと思ったり。でも、一緒に見ていた母が途中で「これって××で×××××××だよね」とあっさり指摘したあたり、近くであそこまで不審な事をやっていたらホームズさんともあろうお方であるならば気付こうよ、みたいな。
なんにしてもワトソンはダンスがとても上手だった。ずーっと踊り続ける体力もすごいw