【読了】
『コペンハーゲン』 マイケル・フレイン
戯曲ですよ。
また量子力学が出てきた!解らないって言ってるのに!
でも出てくる言葉とか実験のシチュエーションは初見でなかったので、たまたまだけど(いや、たまたまでもないけど)『暗号解読』読んでおいてよかった。
そんなわけで、戯曲だというのに意外と読むのに時間がかかってしまった。
しかし量子力学だの不確定性定理だのを語りながら最終的に、人間の「不確定性」や、ある出来事の中に同時に存在する相反する意味合いといったものを描き出すのが見事。電車の中で読みながら、最後はじわじわと気持ちを揺さぶられて大変だった。
そして後書きの長さにも圧倒されたw
実在の人物を主役にして、実際にあった事で歴史上の謎と言われている事を題材にしている上に、ややこしい物理学談義が出てくるわけで、そのために沢山の資料を検証して、物理学の知識も押さえた上で、あくまで人間を描くという事を成功させている作者凄まじいなと、駅のホームで後書きを読みながら頭がクラクラしたよ。
しかしなんで最近こんな苦手分野がガンガン出てくる本を読んでいるかというと、コイツ絡みですよ。

難しい本ばっかり読ませやがって!(嘘。本来手に取らないジャンルのものを読むいいきっかけだと思って積極的に手を出している)
