id:emuzou は
穴の塞がったえむぞうのことを語る

ところで三谷版オリエント急行見た。評判が微妙だったから楽しみだったw

私は最近ポワロを観るようになったのは、出演俳優目当てでちょこちょこ見ていた時『死との約束』あたりで最後に被害者の養女にかける言葉が、表面的な慰めでなく彼女の心情に寄り添った、重いけど温かい言葉だと思った(といってもどんな言葉だったか既に忘れてるけどw)あたりから、スーシェポワロのキャラクターが好きになっていったので、そういう自分にとってあの勝呂というキャラクターが和製ポワロと思えるかというとそんなわけはないのだけど、原作を読んだりとかしているわけではないので、その辺はあまり語る立場でもないかな。

良し悪しでなく、あのドラマから受けた印象として、探偵が悪役に見えた。
それは、三谷幸喜が犯人目線の物語を書きたかったなら、犯人の方に感情移入するだろうし、結果的にそうなるかもねー。
あとなんか、勝呂さんはポワロベースのはずなのにシャーロック混ざってないかと思ったよ。その二つは混ぜるな危険案件じゃないの?
あとやっぱり喋り方が気になって、特に外国人とかそういう設定がないんなら、普通に上品な言葉づかいにした方がよかったんじゃ…と思ったけど、それって右京さんになっちゃうのかもw

後編の犯人目線の5年のところは、そもそも題材が重いところに「皆さんご存知の三谷節」みたいなのが混ぜ込まれて、それがなんともいえずちぐはぐに感じた。ラストも三谷幸喜の映画によくある大団円的な演出になっていたけど、流石にそれは違うんじゃないのと。原作に対してどうこじゃなくて、ドラマ自体についていけなかった。
あえて全体的にもっときついブラックコメディに仕上げたら面白かったかもしれないけど「三谷作品のあの雰囲気」は、あの筋にのっけるにはちょっと中途半端だったんじゃないかな。

いいところを上げるなら、1930年代の服装が目に楽しく…と言いたいところだけど、話し方や使われる言葉やリアクションが思いっきり現代だから、なんかちぐはぐな印象がどうしても拭えなくてね。
二宮君の7:3分けの似合いっぷりはよかったw
玉木宏の、終始偉そうなんだけど妻にはやたら甘い伯爵も面白かったけど、あれは千秋様イメージなのかも。
三谷幸喜はキャストにあて書きするっていうけど、そのあて書きも今回は原作の設定やストーリーとのちぐはぐぶりを加速させたんじゃないかな。

ざっくりまとめると、ちょっと企画に無理があったんじゃないかと(ミもフタもないw)
あと終盤CMが多かった。あれのおかげで実際以上にストーリーの進みが遅く感じたよ。