id:emuzou は
穴の塞がったえむぞうのことを語る

最近『ブレイキング・バッド』を観ていて「そうか傲慢さって魅力にもなるんだ」と思ったのは、何かずーっと目の前にぶら下がっていて、なんとなく存在にも気づいていたんだけど、あまり気に留めていなかったものを突然「あっ、ある!」って認識したような感じだった。
自分の身近だったりあまり身近じゃなかったりする辺りの人間関係の不可解さに対して「傲慢さは魅力になる」って言葉を添えたら色々解けていく感覚を覚えた。
ドラマをずっと見ている分と、主人公に対して「頭がいいのは確かだけどなんて傲慢な奴だ」って思うし、毎度毎度の大胆な犯罪計画をとくとくと語っているのは、多分主人公より年上の商売相手が胡散臭そうに聞いている方に「そうなるよね」ってなるけど、そこに若い新参者が加わって「どうしてこうするんですか?」「あれは大丈夫ですか?」と次々投げかける質問に対して、お得意の化学の専門知識をチラつかせながら「これは○○だからこうするんだ」「この件に関してはこうなるから大丈夫だ」と自信たっぷりに答えられると「そんな事まで計算ずくなんですね…すごい…」ってなって信者の出来上がりという場面を見ると、かつて身近にいた、間違いの多い豆知識を得意げに披露して「あなたの悩みを解決してあげる」「あなたをもっといい人間にしてあげる」と頼んでないのに干渉してくる失礼な人が、それなりに年下から人望があったのとか、かつてかかっていたカウンセラーに紹介されてうっかり行ってしまった宗教くさい“セミナー”(スペシャルゲスト:TOSHI@洗脳中)(途中で逃げたよ)の主が何で成功するのかとか、最近だと一部フィギュアスケートファン(というか最早実質アンチ)の陰謀論者に支持されているらしい占い師めいた人が、ちょっとしたトークショーを開ける(らしい)くらいフォロワーがいるのかとかそういったもやもやが腑に落ちた感w
これから大それた犯罪をしようという状況で不安になっているときに、その不安を語ったらすべて答えて、神様のように「私がやるんだから大丈夫だ」って自信満々に答えてくれる人がいたら魅了されるよな。ドラマで観ている分には、これまでそう言ってる奴がいつも小さなミスや計画の綻びに躓いているのは分かってるんだけど。
更に専門知識だったり社会的な肩書なんかがあると説得力増大だし、そういうのがなければ舞台装置を工夫すればいいのだね。その「舞台装置」は、今はSNSを有効利用できるからとても簡単。テロリストがTwitterやFBやってるもの。
そうやって「この人に従っていれば安心だ」という考えに身を浸すのは、何か不安や不満を抱えている人にはとても魅力的だし、そういう思いをもたらしてくれる人もすこぶる魅力的なんだ。
よく言われている事ではあるけど、ドラマの展開として見るとずっしり腑に落ちてしみわたったw

一方で強気に物事を言い切る気持ちよさってのもあって、偽神様と信者ってお互いをすごく必要とし合っているのだろうね。
そういう関係が今はSNSで簡単に作れて、結果的にデマや邪推が拡散するし、拡散した人が間違いを指摘されても賛同者同士で励まし合っているから思い込みが強固になって、無視してれば沈静化したような事もより厄介になりやすくなっているのかなと。

ウダウダ書いたけどものすごい一般論ぶり。